リップラップの取引先さま&友人知人の皆さまへ

 

 

いつも大変お世話になっております。

この度、以前よりアナウンスさせていただいております、
4/1418に開催予定でしたリップラップ秋冬展示会を延期いたします。

先日、東京都より発表されました「週末の外出自粛要請」の報道を受け、
また、今後のウィルスの未知なる拡大を予想して延期とさせていただきます。

延期開催はGW開けを予定しておりますが、
ウィルス感染の状況により、もう少し後になる可能性もございます。
状況を見てアナウンスいたします。何卒ご了承下さいませ。

リップラップ展示会は、特定少数の展示会ではございますが、
ご来場いただける方の中にはこの事態で不特定な方との出会いを
ナイーブに感じる方もいるかと思います。

リップラップではこの状況に対し、
皆さま個人個人がどのような意見をもっていて良いと考えております。

 

ファッションは大いなる娯楽です。
頭の片隅に多大な不安が存在する今、展示会を開催し東京に来ていただく事は、
ウィルス感染の心配のみならず、精神的ダメージがある方もいらっしゃるかと思います。

現在、治療薬やワクチンの研究が必死に行われていると聞きました。
今後、時間がかかるかもしれませんが不透明なことが少しずつクリアになっていくかと思います。
より良いタイミングを見つけて、楽しんで頂ける機会をつくりたいと思います。

また、取引先さまに関しましては、各店舗ごと明日以降に直接連絡いたします。
現時点で下記の選択肢を設けました。


4/23よりサンプルの貸し出し、テキストでの商品説明。
(その際、東京都民が来ることをウェルカムな環境でありましたら
お互いの予定を確認し、私が伺い商品説明いたします)
5/1216(仮)展示会開催予定。
・展示会期間外にスタジオにてご覧いただく対応。

上記以外でも新たな案がありましたら、対応させて頂きます。


私は、この緊急事態に人の意思を統率することは不可能と考えております。
今回は、リップラップと取引先さま各店舗ごとに話し合い、機会をつくりたいと思います。
何卒よろしくお願いいたします。


この事態が
1日でも早く終息に向かう事を祈ります。
そして、再び安心できる環境になりましたら、存分に娯楽を楽しみましょう。

 

Riprap 西野裕人

MADE BY KEARNY “JAZZ”

 

MADE BY KEARNY “JAZZ”
Lot. RRKY001
Col: Black/Dk brown lens, Demi(Tortoise shell)/Dk brown lens
Mat: Celluloid
Size: 49□21-145
Price: ¥35,000-(+tax)

ブランド初となるサングラスを制作しました。
大ぶりなウェリントンシェイプのフロントには8mmの極厚セルロイド生地を使用し、
丸みのある玉型のレンズにはブラウンカラーを採用。

制作はオプティカルメーカー〈カーニー〉。
プラスチック製フレームは、現在では加工がしやすいアセテート生地がメインストリームの中、
古典的ともいえるセルロイド生地を使用して眼鏡を制作しているブランドです。

ぼくが思うセルロイド生地の特徴は掛けた際の軽さだと思います。
今回制作したごっついサングラス「ジャズ」も、
見た目の割には軽い掛け心地で、ナイスフィッティングに仕上がっております。

プロダクトテーマは”Jazz on a summer’s day”

去年の夏。
うだるような暑さの中スタジオでアイスを食べていたところ、
ケータイが鳴り、電話をとると馴染みの生地屋の担当者さんからでした。

「西野さんが大好きなラフなスーツスタイルや、ノータックのスラックスを履いた格好が
沢山出ている映像を見つけたので、生地の打ち合わせついでに観に来ませんか?」

と、確実に打ち合わせが二の次な香りのするお誘いを受け、
この写真のジャズ・フェスティバルの映像をちっこいアイフォンの画面で観ました。

印象的だったのが観客がしているサングラス。
各々スタイルがあってチョー格好いい。。

ちょうどその頃、サングラスの企画を進行していたのでカーニーサイドに映像を共有し、

「この映像の様に男女関係なく、好きなように掛けてもらえるプロダクトになったら面白いですね。」

と、話が盛り上がりました。
コラボレーションの醍醐味は製品を通じたイメージの共有だと思います。

 

このサングラスはリップラップとカーニーによる情景の提案です。

茶色いレンズ越しに見るいつもの景色は、夕焼けのように優しく映ります。

 

ぜひ取扱店でお試しください。

 

-POST FROM N

 

 

 

 

OPEN STUDIO “CREASE-LINE”

 

 

 

パンツのセンタープレス(クリースライン)に焦点をあてたイベントをスタジオにて行います。

リップラップ新旧シーズンのスラックスの展示販売の他、
これまでに収集したユーズドスラックスや、スタプレスト。

それらのパンツと相性のいい「ウォークオーバー」の靴と、メリノウールのソックス。

今の季節にぴったりな’80-’90s 「DISCUS」「JAZEES」など、
綿/ポリのラグランスリーブスウェットや、カシミヤセーターにプリントを施したもの。

「SHOE SHIFT」のコットンシューレースをフルラインナップ展開します。

今回のテーマと全然関係のない
「PULL HANDLES UP NOT OUT」のL.L.Beanカスタムトートバッグや、
♨に最適なタオルとメッシュバッグも販売します。

また、通常は既成展開しているリップラップのハンドクラフテッドスーツを、
お客さまの体型に合わせて仕立てるカスタムオーダーを受け付けます。
(スーツの仕上がりは9月になります。)

…と、いろいろ詰め込み過ぎた寄せ鍋のような内容ではございますが、
初めてのスタジオイベントなので、
「どんな人がウチの洋服を着てくれているのかな」
と思いながら、お会いできること楽しみにしております。

 

春爛漫。

桜の日のお出かけにぜひいらしてください。

 

 

-POST FROM N

 

OPEN STUDIO vol.1 “CREASE LINE”
DAY: 3/30,31
OPEN HOUR: 12:00-20:00
at RIPRAP STUDIO

RIPRAP STUDIO
東京都千代田区神田佐久間町2-12 きりやビル1F
TEL: 03-3865-2454

*お手数ですがクレジットカード支払いの場合は代引き発送とさせていただきます。

ヴォルフガング・ライプと蜜蜂の花粉

 

何気なくブランドのイメージカラーを黄色として洋服を作り始め、3年が経った去年の夏。

ブルーを連想するアーティストがイヴ・クラインなら、
イエローを連想するアーティストは誰なのか?

と思い立ち、
神保町の古書店「ボヘミアンズ・ギルド」に行って
ポカッと口を半分開けながら店内をウロウロ物色し、この本を購入した。

ヴォルフガング・ライプの東京国立美術館での展示カタログ。

無機質な美術館の空間に、膨大な量の花粉を丁寧に四角形に撒いた作品が載っていて、
「ああ。これ生で観たら鮮やかでキレイだろうなぁ。ああ。チョーカッコいい。。」
と、ため息が出たのと同時に、
「花粉症の人はこれ見ただけで鼻がムズムズするんだろうな。」
とも思った。

アートブックは、そのアーティストの展示を楽しみにイメージできた時点で買っちゃいますよね?

もうひとつ。その本には興味深い内容が序文に書かれてあった。
「花粉とは、そのひとつひとつが生命であり、その単純素朴なものにこそ複雑なものが隠されている。」

この言葉を読んで、ぼくは体中に花粉が付着した蜜蜂を連想した。

夢中になって花粉(生命)を食べている蜜蜂。
その行為は二次的に植物の受粉(交配)に繋がるけれど、
当の本人は、自分や自分たちの主観的欲求として満たしている。
とても羨ましい光景だと思った。

 

さて、ぼくたち人間はというと、
立川談志が生前、まくらでこのような事を話していた。
「人間は平和な時には客観的に物事を捉え、戦争になったら主観に走る。
おれはそれが反対になればいいと思っている。」

ぼくも全くそのとおりだと思う。

 

 

 
今週より、リップラップの新シーズンのデリバリーがスタートします。
テーマはこの話の内容そのままに”BEE POLLEN”。

花粉色した精神をもって生活をすると、今の世の中がもう少し楽しく映るかもしれません。
ある種ファッションを楽しむ事とは、
自分や自分たちの主観的欲求を満たす最たる手段であるといえます。

 
蜜蜂が花粉をたらふく食べている姿に思いを馳せて。

 
どうぞよろしくお願いします。

 

 

 

-POST FROM N

MADE BY NUNATAK “SKAHA DOWN SWEATER”

アメリカはユタ州のカスタムダウンメーカー<NUNATAK>に
生産依頼したダウンジャケットが届きました。

ぼくがこのメーカーを知ったのは6,7年前、
中目黒のセレクトショップ<バンブーシュート>の店頭に
バイカラーのダウンジャケットが並んでいて
チョー格好いいなぁ。。。と、親指を吸いながら眺めていました。
その時はたしかシアトルに拠点があり、創設者の方が運営、生産していたと思います。

それから時間がたった去年、日本のディストリビューターの展示会に行き
久しぶりにNUNATAK製品を見た際に、担当者から
「創設者が亡くなっちゃったのだけど、制作を手伝っていた人がユタに工房を移して
今尚同じ工程で作ってるんだよね。元々カスタムメイドだからアメリカ本土では既成品と違って、
1着ごとメールオーダーを受けてからハンドメイドする。
高額だけど、このメーカーのダウン製品は特別なんだ。」
話を聞いて居ても立ってもいられなくなり、個人オーダーにてデザイン、仕様、
生地をチョイスしてお願いしました。

数日が経ち、あの時オーダーしたダウンジャケットをリップラップの製品として別注できないか?
と思い、その旨を伝えたところ、
「これまでNUNATAK自体ブランドの別注は受けた事ないと思うけど、
製品はカスタムメーカーだから作れる。
ただし、リップラップのネームをつけれるかどうかは確認してみます。」
と返事が来て、後日OKをもらいました。

ストーリーもさることながら、
ぼくが思うこのダウンジャケットの最大の特徴は着心地の良さにあります。
羽の硬さが一切感じない高品質のダウンを使用し、
裏地には極薄のナイロンメンブレンを採用しているので、
まるで雲を着ているかのようなフワフワした感覚に包まれます。
この触感を形容するならば「とろっとろ」という言葉が合います。

デザインはスタンドカラーのプルオーバータイプ。
色はトープ(オリーブブラウン)の1色展開。
とてもクラシックな仕上がりに満足しています。

カスタムメーカーに生産依頼した既成品。
リップラップの概念の一つに
“クラフテッドウェアの既成展開”があります。
リップラップのスーツはNUNATAK同様ハンドメイドにて、
一人の職人が一着ずつ仕上げています。
オーダー会を開催してカスタムオーダーを受けて生産する機会もあれば、
既成品を吊るしにて販売もしています。

ぼくは、世にある手仕事がふんだんに施されたオーダー製品が好きだし、
特殊ミシンを用いてライン生産された既成品も同等に好みます。
どちらが良いではなく、どちらとも特徴がある良品なのです。

寒波が遅れてやってきて、東京にもやっとで冬が訪れました。
この季節はダウンジャケットに細いブルージーンズを合わせて、
足元にはどこにでも売ってるコンバースを履いて、
仲間とおでんを食べに行こう。
そこで話すんだ。

「今年は良いことあったんだ。」

 

 

-POST FROM N

 

RIPRAP STUDIO & EXHIBITION AT AUGGIE

秋葉原の片隅にスタジオを構えました。

先週は事務所開きを兼ねて、
来春夏シーズンのRiprap & SHOE SHIFTの展示会をおこないました。

来ていただいた
お世話になっている取引先さま、
制作に携わっていただいた方々、
2回ほど使用して確かな笑いが保証された
話を届けにきてくれた先輩方、
ビール何本空けるの?って具合の友人の方々、
手伝ってくれた友達と後輩。
皆さま、どうもありがとうございました!

小さなガーフィールドの人形の右腕と、
食べ残しの子供せんべい。
半分ほど残っているハイライトメンソール。
110円の小銭の落とし物がありました。
物覚えのある方は西野までご連絡ください。

まだ殺風景な部屋ではございますが、
これからこの場所で企画をし、打ち合わせをし、
絵を書き、附属を数え、糸色合わせしたり、
ミシンで修理をし、シルクスクリーンを擦り、
夢をみたり、時には行き詰まったり、、、
そしてまたここで展示会をおこない、半期を思い起こします。

自分たちの場所をもつことは
ごく近い未来に優しい光が指している気がして
楽しみが膨らみます。

この場所では、他では気恥ずかしくて言えない夢見心地話や、
まだウケるかどうかわからない未知的根多話をしてもOK
というルールを設けました。
エッジの効いた仕事話と、凹凸のある人情噺。
どちらも楽しめたらと思います。
ウズウズしている友人知人はぜひ遊びに来てください。

 

さて、今週末は鹿児島にて恒例のイベントに伺います。
AUGGIEのいつもの常連さんも、
フラッと入ってきたお客さんも楽しめるような、
そんなイベントになればと思います。

Riprap EXHIBITION#7
& HANDCRAFTED SUIT CUSTOM ORDER at AUGGIE
11/3(SAT)
11/4(SUN)

詳しくはAUGGIEさんのwebにてご確認下さい。
どうぞよろしくお願いします。

 

 

-POST FROM N

Riprap EXPERIENCE

 

リップラップの新たな試み。エクスペリエンス。
古着がもつ独自の風合いに、
着用されたストーリーや体験に思いを馳せ、
新たな要素を加えたプロダクト。

 

 

今回はモーターサイクルジャケットに着目しました。
ほどよくレザーの手入れされたジャケットを一度解体し、
擦り切れて傷んでいた裏地。
指が抜けるほどの穴が空いていたポケットの袋布。
刃こぼれしていたファスナーを外し、
それぞれリペアを施しました。

イギリスにあるモーターサイクルジャケットを制作している工場のひとつに、
その昔、軍にアビエイターのフライトジャケットを官給していた
歴史があったことを知りました。

そこで、裏地には今回素材としたモーターサイクルジャケットが作られた
同年代のフライトジャケットの生地を使用しました。
壊れていたファスナーも同様に、フライトジャケット用のものに交換しています。

モーターサイクルとミリタリー。
異なる目的の為に作られたものだけど、
ひとつの事実を汲み取り、組み合わせると
不思議と馴染んで映ります。

そんなレザージャケットを
今回、鹿児島のオーギーにて9/29(SAT)より展示、販売いたします。

お問い合わせ先:
Auggie
〒892-0842
鹿児島県鹿児島市東千石町18-1 MIDLAND APART 2F
099-226-5450

お近くの方はぜひオリジナルを触れに行って下さい。

 

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ARE YOU EXPERIENCED ?

STOCKISTを更新しました。

今月より 18AW製品のデリバリーがスタートします。
今回は”ARE YOU EXPERIENCED ?”というテーマで制作しました。

むかし、学生時代にお世話になっていた「PUNZY」というリペアショップが
大阪のアメリカ村にあって、ぼくはそのお店に、
中古で買ったリーバイスのコーデュロイパンツや、
ジーンズの裾詰めをしてもらったり、膝がやぶれたらミシンで叩いて直してもらいました。
それが気持ちいいほど綺麗に仕上げてくれて、より好みなものになりました。

今期のリップラップ製品はコットンを多用しています。
コットンはぼくたちにとって一番馴染み深くて、
生地の織り方によっていろんな表情があり、
なにより、いちばん手入れしやすい生地だと思います。

特別じゃない、普通なところがしっくりきていい。
それを形容する言葉がなにかないか…?
と考えていて、

絶妙じゃなくて微妙でもない。

適した妙で適妙じゃない?

うん。コットンは適妙なのです。

 

着用と洗濯を繰り返していくと生地が柔らかくなって、
ステッチでしずんだ部分が色落ちして濃淡がでる。
伸びたり縮んだりして自分のサイズになり、
まっさらな買った時よりも、ちょっと着てからの方が良くなってくる。

既成品はもともと皆にフィットする為に作られている訳ではないから、
自分の身体や調子に寄せて着るものだと思います。
それには手入れのしやすいコットン製品は最適です。

適妙な体験着。
気の向くままに着てもらえたら嬉しいです。

 

どうぞお楽しみに。

 

-POST FROM N