L’ÉTIQUETTE MAGAZINE

SCREEN STOREでフランス、パリのメンズファッションマガジン”L’ÉTIQUETTE”の取り扱いをスタートします。

マーク・ボウジェ: 雑誌”HOLIDAY”編集長、ジャーナリスト。
バジル・カディリ: メンズセレクトショップ”BEIGE Habilleur”オーナー。
ゴーティエ・ボルサレロ: ヴィンテージショップ”Le Vif”オーナー兼メンズブランド”FURSAC”クリエイティブ・ディレクター。

L’ÉTIQUETTE MAGAZINE(ル エチケット?レチケット?呼び名はどっちでもいいや)は、この3人が編集長となり年2回刊行されるファッション誌。

ぼくが初めてこの雑誌を知ったのは上野アメ横センタービル内にある老舗アメカジショップ”YAYOI”にて。たしか2020年のコロナ真っ只中にショッピングに行ったとき、レジカウンターにパサっと置かれていて
「カッコいいデザインの表紙だなぁ。読みたいけどスタッフのお兄さん怖いしなぁ…」
と好奇心を押し殺し、カバーデザインを頭に焼き付けた記憶がある。

その後インスタでレチケットマガジンのアカウントをフォローし、アイフォンの画面を眺めては
「またイイ感じのスタイリングをアップしてる♥」
と心を踊らせていた。

せっかくだしフランスから取り寄せて読んでみると納得することが沢山あった。
この雑誌に掲載されている洋服や靴は、古き良き時代のアメリカの量産品が多かった。

イイ感じにやれたカーハートやペンドルトンのワークウェア、リーバイスのジーンズ。
コットンリップのジャングルファティーグパンツや、フィッシュテールのM-51などのミリタリーアイテム。
大量生産されていたラグランスリーブのコットンスウェットシャツ、多色刷りのバンドTシャツ。
あとはコンバースオールスター。
どのアイテムもレプリカを使うんじゃなくて当時モノの古着を使用している様子にグッときた。

それらのアイテムをシャルベの仕立ての良いシャツや、ウェストンのローファー、グッチやプラダのメゾンブランドの現行物と組み合わせている。

最先のモードや、認識しやすいブランドロゴがくっついたアイテム、名のあるクラシックが優先される現代において、この雑誌を作っている人たちは完全にファッションを並列に見て編集している。その目線こそがレチケットマガジンのクールさだと思った。

なんだか少し前の日本のファッション誌にあった感覚にも似ていて、ほんのりノスタルジーも匂ってくる。それは、この前おこなったリップラップの展示会でユニクロの木下さんがスタジオの作業台に置いてあるレチケットマガジンを見て、
「なんか良いよね。ぼくも好きなんだよねこの感じ」
と言っていて辻褄が合った。

この雑誌を見てクローゼットからリーバイス505を引っ張り出して穿いてみた。
「ふーん。目線ねぇ。だよねぇ…」
そんな独り言を言いながらビールの栓を抜いた。

-POST FROM N