OPEN STUDIO 2-3 JUL 2022




OPEN STUDIO at RIPRAP STUDIO

7/2(SAT) 12:00-19:00
7/3(SUN) 12:00-19:00

RIPRAP STUDIO
東京都千代田区神田佐久間町2-12

3ヶ月ぶりにオープンスタジオを行います。
今回はリップラップサマーアイテムと、スクリーンストアで展開しているセレクトアイテムの販売。
そしてハンドクラフテッドスーツのカスタムオーダーを承ります。

また、WEBでは販売しないピア・トゥ・ピアなスペシャルteeを用意しております。
これは前回の投稿に書いたアイテムです。
どんなアイテムなのかは是非スタジオでご確認ください。

年に4,5回開催するこのイベントはぼくたちが愉しみにしている時間です。
辺鄙な場所ですが、ゆっくり見てもらい楽しい談話ができたらと思います。

この機会にぜひリップラップスタジオにお越しください。



– POST FROM N

ピア・トゥ・ピア




昨年、後輩とスタジオで呑んでいるときにおもしろい言葉を聞いた。

“ピア・トゥ・ピア”

これはコンピューター用語でいうところ、
サーバー(提供者)とクライアント(利用者)といった区別なしに、接続されたコンピューター同士が同格で通信し合うネットワーク形態。
また、他人を介さない当人同士の同等のコミュニケーション。
…という意味。

ぼくたちがふだん使っているパソコンやスマートフォンで共有している情報は当たり前にサーバー管理されており、個人やブランドが発信している情報はそれに準じて投稿している。

現在、リップラップのインスタグラムのフォロワーは2200人ほど。
ひとつのブランドのフォロワー数としては決して多くはないが、マンモス高校の生徒くらいの人数が見てくれていると思うとドキッとする。

とても便利に情報を発信できる世の中で、
「現代ってすごいなぁ」
と、感じる一方
「一体リップラップのアイテムを着てくれている人はこの内何人いるんだろう?」
と考えるようになり
「ファッションビジネスは便利になったけど、ぼくたちのファッションはサーバーやシステムに沿ったことでしか発信できないのか?」
と思うようになった。

写真やアートまたは文学では、SNSやインターネットのカウンターとして(もしくは並走して)ZINEやリトルプレスがある。
それは紙にダイナミックに印刷された言葉や写真で、ぼくの感情を揺さぶってくる。
「そんなものを洋服で作れないかなぁ。できれば手に取りやすいアイテムで」
と思い、酒の席での言葉そのまま-PEER TO PEER-と題してTシャツを作った。


今回、リップラップの取扱店に協力いただき
インターネットやSNSの掲載を一切禁止し、店頭での発信/販売のみのアイテムとして提案します。

-PEER TO PEER- tee 6/10発売
取扱店舗
業-nariwai- (宮城)
NCNR (石川)
Sunday people (東京)
horkew (愛知)
the poem (愛知)
JUDGE by MOLDNEST (岡山)
AUGGIE (鹿児島)

また、ぼくたちが販売する際も同様に
リップラップスタジオで行うイベントでの販売とします。(7月くらいに開催…予定…)




全てが画面でチェックできる世の中。
時には秘密を分け合いましょう。





-POST FROM N

O wonderful, wonderful. . .



ホームページのPHOTOSを更新しました。
見てもらえると嬉しいです。



ルック撮影を担当してくれたのは今月末にアムステルダムに旅立つ小林直人くん。
彼との出逢いはぼくがブランドデビューした7年前。

ウェブマガジン<フイナム>の取材でウチにやって来て、
撮影中に話をしていたら同い年でフォトグラファーとして独立したばかり。
自分と境遇がピタッと一致してそのままエディターさんを交え3人で
駅前の西口やきとんに行きビールを傾けた。

後日、その時の取材の校正を見て「ムムっ!」となり、
それはガラスのテーブルに反射したぼくの姿をメインカットにセレクトされており、
「初めてウチに来てサクッとこんな画を撮るんだ。」と唸った。
それからちょくちょく呑みに行く仲になり時々ルックや物撮りをお願いした。
(いつも薄給でゴメンね。)

新型コロナウィルスが広がり始めた一昨年の春、
街は自粛ムードで何やればいいんだかよくわかんない毎日。
展示会もすっ飛んで仕事がなくて暇でヒマで彼に
「最近なにやってんの?」
と電話したところ、
「縄跳びやってるよ。結構いいよ。AMAZONで買いなよ。」
と勧められ購入し、スタジオの外で何度か二重跳びをしたところでふと我に返り、
おっさんがひとりガチで縄跳びしてんのバッカみたい!
…と思い、それ以来ハンガーラックの隅っこにかかったまんまでございます。

話が変な方向に向かっているのでここらで軌道修正。
そうそう。ルックの話。

縄跳びを勧めらた電話の際に
「今年は久しぶりに撮影しようよ。モデルは決まってんのよ。お義父さんを撮ってくれない?」
と伝えたら
「うん。いいよ。」
と、二つ返事で承諾をいただいた。

その年の暮れ、マスク越しでもわかる焼酎の臭いがプンプンするお義父さんをスタジオに招き、
小林くんに撮ってもらった。

これはその時の一枚。
ぼくはこの写真が大好きだ。




リップラップの今シーズンのテーマは
“O wonderful, wonderful…”

O wonderful,
wonderful,
and most wonderful wonderful!
and yet again wonderful


これは以前、金沢の鈴木大拙館に行った際に掛け軸に書かれていた言葉で、
哲学者の鈴木大拙は東洋の”妙”を、西洋のシェイクスピアのこの一文に感じたと記されていた。

旅に出て得ることとは、もしかしたら自分の心の核を知ることなのかもしれない。




37歳で活動拠点を変えることはとても勇ましいと思います。
小林くんの決断力と行動力に頭が下がります。

身体に気をつけて向こうでの生活を楽しんで下さい。

そしてまた一緒に撮影しよう!
もちろんその後のビールもね♡





-POST FROM N



追記
そうそう。
結局今回のルックのことをなんにも書けていないですね…
それはまたいつか。

ROCK LAMP STYLES

ふーーーっ。
世の中は明るい話題がないですね。
困ったもんです。

そこでリップラップで間接的に空間を(気分も?)明るくするフロアランプを制作しました。
今週末の発売に先駆け、ランプと電球のスタイリングをしてみたので
ぜひ参考としてご覧ください。

…と、その前にランプのご紹介。
アイテム名は「ROCK LAMP」。
名前の通り石(岩)のランプ。
栃木県の宇都宮市大谷町で採石される天然石<大谷石>を使用し、
肌面を叩いて凹凸ある表情に仕上げてもらいました。
ハンドメイドならではの個体差が魅力です。

建材として有名な大谷石はやわらかく、ミソと呼ばれる茶褐色の斑点が
独特な趣ある風合いをつくっています。

「そうね。フランク・ロイド・ライトが好んで使っていた大谷石ね!」
そう思ったあなたは博識!座布団(笑点)でもキューブ(J.Y.PARK)でも喜んで差し上げます。

さて、本題です。
ぼくたちで組んだものをご紹介!ヒャウィゴー!
(このランプの電球の口金サイズはE26です。ご注意下さいませ)

BEAT SONIC ONLY ONE
NEW SIPHON “OLIGINAL” -LDF29D-
弊社リップラップスタジオで使っているLED電球はほぼコレ。
シンプルなボール型に突起がある形状はロックランプにも相性◎
全光束が500ルーメン(40W相当)あるので中々明るいです。
本が読めます。


BEAT SONIC ONLY ONE
THE BULB A60 -LDF38D- [SILVER MIRROR]
こちらも信頼のビートソニック。
上部半分がシルバーで覆われたタイプ。
光が反射して下部に集まり、石の縁が稜線のように床に映る。
なんとも言えない幻想的な明かりが楽しめます。


IKEA
RYET
イケア(アイケア)の一番ベーシックなLEDフィラメント電球リエート。
100ルーメン(10W未満)なので暗めです。
映画を観るときにいいんじゃないかと思います。
なんと言ってもコスパが◎


IKEA
LUNNOM しずく形
こちらもイケアのLEDフィラメント電球。
縦長形状がロックランプのデザインも変わって映り、
これはこれで面白いです。
リエート同様に100ルーメン(10W未満)暗め。
こちらもコスパ良し。イケアってなんでこんな価格で出せるんでしょう…??


IKEA
LUNNOM チューブ形 ブラウンクリア
またしてもイケアのLED電球。
ユニークなマッチング。
大きいチューブ形のガラスが石の上に乗っかったような組み合わせがクールです。
想像もしなかったスタイルは正にニューウェーブ。
今回最も暗い80ルーメン(5Wほど)。
間接照明が2個以上あるお部屋にはぜひこちらをお勧めします。


…と、今回組んでみたランプスタイルは以上です。
電球によって全く違う見え方になりました。





今回紹介したライト以外に、
スピーカーが内蔵された電球や、電球とスマホがブルートゥースで連動し、
リモコン機能になるものがあるそうなので、
電気屋さんに相談するのもいいかと思います。


この製品はリップラップの取扱店(アパレルのセレクトショップ)で展開されます。
洋服のコーディネートを組むような感覚でランプと電球をチョイスし、
お部屋に設置いただけたら嬉しいです。



最後にこのランプの制作にあたり
慣れない家電の取扱説明書をレクチャーしてくれたエンダースキーマ柏崎くん。
そして制作に関して常に丁寧な対応をしていただいたビークリエイト森さん。
何より、快くランプ制作を受けてくれた元ALASKAガールズのドレッド姉さんこと瀬戸さんakaバドゥさん。
この場を借りてお礼申し上げます。

誠にありがとうございました。




-POST FROM N

彫刻家とプーマスエード




今年の正月明け早々、青山のスパイラルへ彫刻をやっている増井岳人さんの展示を見に行った。

岳人さんの作品は、人の首上の輪郭を柔らかな線で模った形状が特徴的で、今回の展示ではその輪郭の作品に蓄光塗料が塗られており、これまで以上にユニークな仕上がりになっていた。

一通り作品を見たあとは岳人さんと、いつもお世話になっている帽子屋の一歩さんと共に向かいの青山ブックセンターにあるカフェに行きコーヒーを飲みながら、ぼくが前日に観た映画”パラサイト”の話や、ポン・ジュノ作品の話をした。
「ソン・ガンホは日本で言うところの西田敏行なんじゃないか?」
「西野はパラサイトの地下に住んでいた家政婦の旦那みたいだな」
とか…いつもどおりのテキトーな話をしたり、されたりしてキャッキャと楽しんだ。

そろそろ岳人さんが展示会場に戻る時間になり、一緒に246沿いを歩いてるとき
「西野くんが履いてるそのプーマスエードは昔のなの?」
と言われ、
「いや、これは3,4年くらい前のモデルです。少し細く作られていて気に入ってるんスよ」
「いいねスエード。おれも若いとき履いててね。そんな感じの細いビンテージっぽいの。いいね」
と、褒められて嬉しくなった。

先週、リップラップの展示会にプーマジャパンの野崎さんが来てくれ、これから発売される新作のプーマスエードを頂いた。細く綺麗な形をしており、早速試着してみると履き心地が格段に良くなっていた。

展示会の中休みの今日、
90年代に作られた中古のカルバンクラインジーンズのチノパンに、リップラップのトープ色したソックス。そこに今回のライトグレーのプーマスエードを合わせてみた。

ペールトーンのスエードアッパーに、黒いフォームストリップと呼ばれるプーマのサイドラインは、ぼくが中学生の頃に履いていたGV SPECIALというモデルの配色と一緒なことをふと思い出した。

この靴はこれまでの歴史が物語っているように、これからどんな時代になっても馴染むような。とても素朴なスニーカーだと思う。


「おれも若いとき履いててね。細いビンテージっぽいの。いいね」







-POST FROM N

ジーンズ私記





<すべてのズボンはジーンズに憧れる>
谷川俊太郎 日々の地図 56p 「木綿私記 」より



リップラップでジーンズを作りはじめて2年ほど経った。
1ヶ月前の寒い日がもう思い出せない春、ぼくはジーンズをはきたくなる。

消費税が3%から5%になった頃、実家近所のジーンズショップでLevi’s 503を父親に買ってもらった。身長が小さく太っちょ少年だったぼくは、当時でいうところの「リラックスフィット」というモデルしか入らず、その一択にてジーパンデビューした。
とても嬉しくて。股下を採寸してくれ、その場でミシンを踏んで裾詰めしている店員さんの姿を今でも覚えている。

高校生の頃、バイトで得たお金を握りしめ金沢の”ONE”というお店で、当時流行っていたPOLO JEANSのただでさえ太いデニムの36インチを買い、それをデカばきの腰ばきで着用し、親から白い目で見られた。

20歳の頃、川崎港で朝から夕方までイオンの荷分けのバイトをしていた。その時着ていた派遣会社のトレーナーの背中には塩が残るほど汗をかき、はいていたジーンズは湿って重くなり着心地が悪く、コットン製品はこの仕事には向いていない。と、途中から化繊のパンツを着用するようになった。

23歳の頃、静岡の先輩からビンテージジーンズを譲り受け、それは今でも破れないように慎重にはいている。

…これらのジーンズの記憶はぼくに限ったことではなく、誰もが自分のストーリーを持っているんじゃないかと思う。

とくに機能的でなく、むしろ古典的ともいえる綿の5ポケットパンツになぜぼくたちは惹かれるのだろう?

それは、洗いたてのジーンズのざらっとした肌触りかもしれないし、
合成インディゴ特有の青黒い色が、着用と共に綺麗なブルーに変化していく過程かもしれない。
とにかく、必要最低限のパターン数でライン生産されているこのパンツにぼくはずっと魅力を感じている。

文頭で引用させてもらった谷川俊太郎さんの詩集の発行年は1982年。
およそ40年前より、ジーンズの存在は変わっていない事がうかがえる。



「おろしたてのジーンズをはいて、春の匂いのする場所へ出かけませんか?」



ぼくがはいているリップラップのジーンズはインディゴが馴染んできました。スラックスのように浮き出たセンタークリースがお気に入りです。



-POST FROM N

RIPRAPPING

久しぶりにルック撮影を行いました。
シューティングテーマは”RIPRAPPING”。

リップラップ= 傾斜の急な山の斜面に、石を固定し作られた、人や馬やロバが歩けるような石道のこと。
リップラッピング= 石道を作るための積み重ねる作業。

ぼくたちの屋号を動詞にしたタイトルです。

昨年の夏に、
「世情が常に変化している今、何をしたら物事を面白く捉える事ができるのか?
また、伝えることができるのか?」
そんなことを考えていたとき、
“Keep moving.”
というシンプルな言葉が胸にスッと入ってきました。

こんな時代、名詞ではっきりとした言葉を突きつけられるより、
言葉を動詞に変換した方が、印象が丸くなり心地よく響きます。

例えば、
ぼくはラップトップパソコンを開き、タイピングしてブロギングしています。
言葉が出てこなくて頭を掻キングして、タバコを吸ゥイングして書き終え、
そしてアップローディングして、あなたが今リーディングしています。
…少々イングが強引グですね。

話をテーマに戻します。

リップラッピングは石を積み重ねる行為です。
ぼくたちはいま立ち止まらず、日々の積み重ねを行うことが重要ではないでしょうか?

 

あなたは自分のスタイルをリップラッピングしていますか?

Keep moving. Riprapping.

 

今月末よりデリバリーがスタートします。
どうぞよろしくお願いします。

また、今回のルックはインスタグラムにて公開しています。
(ウェブサイト内LINE UPは来週公開します)

追記
この撮影はフォトグラファー小林直人くん、モデルは義父にお願いしました。
どうもありがとうございました!

-POST FROM N

OPEN STUDIO “MADE BY CHEANEY & INLINE”

リップラップで初めて革靴をリリースいたします。

生産はイギリス、ノーザンプトン州にファクトリーを構える老舗シューメーカー
“Joseph Cheaney/ジョセフチーニー”に依頼しました。

外羽根のキャップトゥモデル。アッパーにはイタリアのタンナー、
オペラ社の毛足が短くキメ細かいスエードを大地の色ツンドラで。
コバ巾を限界まで細くして頂いたグッドイヤーウェルテッド製法。

この堅牢なイギリス靴は履けば履くほどフィッティングが馴染み、
アッパーの毛並みは動き、皺には独自性が現れてきます。
ボロボロになるほど様になるような。そんな靴です。

フォーマルにもカジュアルにも対応しているので、スーツスタイルにも普段着にも着用していただき、
ソールが磨り減ったらオールソールも可能です。
シューレースはイギリス製のベージュと、シューレースブランド”SHOE SHIFT”で製作した
日本製のカーキを付属しております。

MADE BY CHEANEY
HARTWELL(MOD)RR exclusively for Riprap
Col: Tundra
Size: 5/5.5/6/6.5/7/7.5/8/8.5/9/9.5/10
Width: F
Price: ¥76,000(+tax)
PURELY MADE IN ENGLAND

このモデルの発売に伴いRIPRAP STUDIOにて販売会を行います。
こちらの革靴と、今時期にぴったりなリップラップ渾身のインラインを揃えてのラインナップです。
あとは来ていただいてからのお楽しみ♥です。

OPEN STUDIO “MADE BY CHEANEY & INLINE”
12/19(SAT) 12:00-19:00
12/20(SUN) 12:00-19:00

RIPRAP STUDIO
東京都千代田区神田佐久間町2-12 きりやビル1F
03-3865-2454

また、昨今の状況を踏まえオンラインショッピングサイト
SCREEN STORE“でも12/19(SAT)12:00頃より発売を開始いたします。
*イベントと在庫を共有しておりますので、万が一商品が準備出来ない可能性がございます。その際はご了承の程よろしくお願い申し上げます。

*新型コロナウィルス感染対策としてスタッフのマスク着用、消毒&換気を徹底して行います。また、お手数ではございますがご来場いただけます方はマスクのご着用をお願いします。

ではでは、よろしくお願いいたします。

-POST FROM N

二次情報とSCREEN STORE

ウェブのセレクトショップ
“SCREEN STORE Directed by Riprap”を開店します。

いつかやろう。そう。いつか。。
と、ホームページを立ち上げた際、
システムエンジニアさんにECサイトの基盤を作ってはもらったものの、
う〜ん。一人でブランド運営して、それと並行してウェブショップはできないなぁ〜。絶対キツくなるなぁ。。
…なんて自分に甘えて4年間放置しておりましたが、
そろそろその甘えにも飽きてきたので、この度オープンに至りました。

スクリーンストアのテーマは”1984”
これは日本においてコンピュータ・ネットワークが実験的に開始された年であり、
アメリカではパーソナルコンピュータの先駆け機種であるマッキントッシュがアップル社から発表、発売された年でもあります。
いまキミが手に持っているアイフォンは、そのマッキントッシュがベースとなっています。

突然ですが、あなたは今どうやって情報を得ていますか?
ほとんどの人がYahooニュースやインスタグラム、ツイッターなどSNSでの
情報を頭に思い浮かべたかと思います。

ぼくも日々それらのツールで、
天気予報や芸能ニュース、古着屋や古本屋の入荷情報や、
知り合いがこれから食べる美味しそうなランチ、
はたまた先輩の飼ってるワンちゃん情報を見たりして「いいね♥」しています。
今もradikoアプリを使ってお気に入りのラジオ番組を聴きながら仕事をしています。

一次情報(Direct informationまたはDirect knowledge)が
自身の五感で体験して得た情報や知識(ライブに行って音楽を聴いたり、自分でお店に行き直接物を見定めること)であれば、
いまここで話しているインターネットやテレビ、ラジオや新聞、
または他人から又聞きした情報は全て二次情報(2ndhand information、secondary knowledge)となります。

ぼくはこれまで人と話す時は「出来る限り一次情報や、自分が感じていることを話そう」と心掛けてきました。
二次情報の受け売りを聞いたり話したりして呑むお酒はあまり美味しくなかったからです。

しかし、昨今の状況では遠出はもちろん、
外に出歩いて一次情報をゲットする機会は急激に減りました。

そこで、このステイセーフな世の中で、莫大な二次情報の中から
自分が面白いと感じた事物を見つけようと思いました。
コンピュータ・ネットワークの表面には旬な情報が浮いており、
その奥底には程よく枯れた格好いい情報もたくさん眠っています。

マッキントッシュが発表されてから36年。
これからはぼくたち一人ひとりが単に情報を共有(シェア)するだけではなく、
これまで経験した一次情報と知恵を元に、
二次情報を咀嚼(パーソナル化)して、人と話していく時代が来たのではないでしょうか?

そう、ソシャク。
現代において「情報を咀嚼している人」こそ、ぼくはクールな人だと思います。

スクリーンストアで取り扱うものはリップラップのコレクションに加え、
これまでぼく達が得た一次情報でセレクトしたグッズや、ユーズドブック。
そして、コンピュータ・ネットワークの歴史からすくったユニークなカルチャーに寄り添った物、
あとはSCREEN STOREのマーチャンダイズ製品を展開していきます。

そんなウェブショップではございますが、どうぞご贔屓に。
これからよろしくお願いします。

追記
このショップをオープンするにあたり、
コロナ渦のなか力を注いでくれた、静波が誇る年中半裸のシステムエンジニアSK2さん。
忙しい中メイングラフィックを描いてくれたTIDEくん。
どうもありがとうございました。

SCREEN STORE 店主 西野裕人

NARROW ROAD TO THE INTERIOR

 

今シーズンのテーマは芭蕉の「おくのほそ道」から引用。

おくのほそ道の旅は、
春の旅立ちの別れを惜しむ俳句から始まり、
秋の終わりに旅で出会った人に見送られる別れの句で締めている。
いわば別れで始まり、別れで終わる紀行記となります。

俳句とは、寂しさや切なさ、儚さ。
いわゆる日本人的「哀愁」を美徳としていると感じます。

そこでぼくは、今年の緊急事態宣言で人と会えなかった時間を経て
今回の展示会(20年6月)に「再会の夏」の句を作ったら面白いんじゃないか?
と思い、作った言葉を展示会の案内状に明記しました。

これは古典俳句の「哀愁」以上に、「現代人の人と出会う喜び」が勝っている事を表しました。
俳句としては後味がない言葉ですが、いま、言葉はそれくらい軽い方が腑に落ちます。

ここにその時の案内状を添付します。

題名は「少しおくのほそ道」

人はこれからも再会の場面が幾度も訪れます。

「人生の再会の時に何を着ていこう?」

その事を考えると、
服は人がもつ個性を声のように、着る人の心を表すものであってほしいと思いました。

それは、着て、着て、まだ着て、もっと着て。
着る人の肌に馴染んできてから一層クールになる服です。
形は、はっきりとしたアウトラインが強調されるパターン。
これらの服がほころんできた頃には、
リップラップが提案する「服が着用する人の声」になっていることでしょう。

時間が経ちすっかり秋になり、続々と新作の発送が始まりました。

これらの服を存分にお楽しみ下さい。

– POST FROM N

追記
今回、案内状のメジロのイラストを友人の青柳公大くんに描いてもらいました。
どうもありがとう!